学名:Eucalyptus globulus (ユーカリ・グロブルス)
英名:Tasmanian Blue Gum
和名:ブルーガム
挿し木したグロブルスの植替えを行いました。
2号ポットから3.5号の鉢に植替えです。
根っこはしっかりと底でとぐろを巻いていました。
問題無い程度に底を崩すとこの通りです。
主根と思われるのが一本、鉢に沿って伸びていました。
親木は昨年香りを楽しむためにかなり切ってしまっていますので、入手時より小さくなっているようで、今年は切らずに伸ばす予定です。
もう一つのグロブルスは、2本の茎を巻きあげて仕立てていますが、70センチ位の大きさで止めたいと思っています。
既に50~60センチ位です。
そこで、このグロブルスは30センチ位で止めたいのですが、親木の葉っぱの大きさから見て小奇麗にこのサイズに出来るのでしょうか?
やってみないと分かりませんよね。
From 2015, 2015年より、
『マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。
Japanese edition is "Eucalyptus morrisbyi... in Japan - by Osakano Jie" in GIT.
The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.
『スローライフ‐四季の便り』は、
英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。
『Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。
5/25/2010
5/16/2010
ユーカリ・プルリカウリスが危ない
学名:Eucalyptus pluricaulis ssp porphyrea(ユーカリ・プルリカウリス・ポーフィレア)
英名:Purple-leaved mallee
気持ちが落ち着いてきましたので、記録に残します。
冬場に葉っぱを落としましたので、葉数は少なめですが、
7号ポットでユーカリを少し大きくして、
5号の浅鉢にサイズダウンして植替えを行いましたが、
枯らしかけてしまいました。
と言うか、枯れているの進行形でしょうか?
植替えして少しすると、
すべての葉っぱがばりばりになり、
枝を触ってみるとこれもバリバリで、
折れるところまで折ってみると写真の通りです。
なぜここまで枯れるのか?
他人事ではないので、必死のパッチで想像してみました。
以下の通りです。
多くのオーストラリアの植物は、頻発する火事、乾燥、風化した土壌に適応しています。
また砂漠といってもオーストラリアの場合は、不毛の荒野というわけではなく、植物は生息している様です。
ユーカリは乾燥した大地に適応すべく、細長い葉や硬い葉、また山火事にも対処できる硬い実に進化してきたはずです。
ユーカリ=砂漠ではなく、ユーカリはオーストラリアのほぼ全域に生えており、
温暖な気候の東海岸南部はもちろん、
年間降雨量50mmの赤茶けた大地が続く乾燥した砂漠地帯、
年間降雨量が5000mmを超える熱帯、
そして冬には雪が積もるほど寒い高地でもユーカリは成長しています。
ただオーストラリア大陸の大部分は乾燥した砂漠地帯であることから、砂漠地帯を前提に考えるほうが良さそうです。
例えば自身に対して事故が発生したと仮定すると、自分かわいさで自分を守ろうとする。
というより、遺伝子を守ろうとする本能が働いている。
これをベースに、
1点目、頻発する火事に対する進化はどうであったのか?
葉に油分をたっぷり含んだユーカリが、光合成によって油分が蒸発、
ユーカリの森は引火性ガスが常に充満している状態で、
地面にからからになって積もった古い葉がいぶされてブッシュファイヤーが発生すると、
ひとたまりもなくユーカリの森は火に包まれてしまう。
枝・葉は一瞬の間に燃え尽きてしまう。
自分を守るためにはどうすればよいのか?
・・・ 再生のためには根っこを守る。 地面の湿度を上げる必要があるので、早急に水分の吸い上げをやめる。
根っこと根元(幹)さえ残れば、新芽が発生する可能性が高くなります。
強剪定した場合に枯れる事があると聞きますが、
植物をシュート系と根系に分けると、シュート系を切り詰めた事によって火災発生の信号が根系に伝達されて、
根系は水分の吸収を緊急停止することによって、シュート系が枯れてしまうのではないでしょうか。
2点目として、乾燥により根っこの水分があやしくなってきたらどうするのか?
自分を守るためにはどうすればよいのか?
・・・ 水分の供給を最低限にしますよね。
1.葉への水分供給を停止、結果葉っぱが枯れる
2.側軸への水分供給を停止、結果枝が枯れる
3.主軸への水分供給を停止(頂芽から根元へ順に停止)、結果幹が上方から枯れてくる
根っこが残ったとして、最低根元が残ればブッシュファイヤの時と同じ様に根元から新芽が発生する可能性が高くなります。
植替えで根っこを切ってしまって枯れるというのを聞くのですが、
根っこを切った事によって乾燥の危険信号が根系に伝達されて、
根系は水分の吸収を緊急停止することによって、シュート系が枯れてしまうのではないでしょうか。
いずれの場合も水分供給の緊急停止により被害を最小限に食い止め、最悪でも根元の根っこは残り、根元の主軸は残る事になります。
あまりにも太くてでかいのですが、最初の一歩で発芽の状態とでも言えば良いのでしょうか。
私の場合は7号ポットから5号の浅鉢に植替えするために、用土を落とす必要があったので、根っこを少々水洗いしました。
強引に土を落として根っこを切るよりましかなと言う事で。
植替えの際に、根冠の辺りが1本折れかけたのを確認していますが、切断はされていませんので、ダメージは低いと思います。
では、なぜ根っこの損傷を少なくしたのに、枯れてきたのか?
今回の大きな要因は、多量の土を落としたことと、根っこを水洗いしたことにより、菌根菌を多量に落としてしまった事が原因ではないかと考えました。
菌根菌を多量に落としたため、根っこへの水分供給が減少して、ユーカリの根っこが異常乾燥警報を根系に発令してしまったのではということです。
菌根菌を増殖する必要がありますが、自然増殖できるのかどうか怪しい感じでしたので、
菌根菌はモリスビーの根っこの菌根菌を移植しました。
移植と言っても、手持ちで根っこを切り取れるのはモリスビーでしたので、
モリスビーの根っこを切り取り、その根っこを枯れかけた鉢の根っこのすぐそばに植えこむということです。
後は天に任せて菌根菌が増えるのを待つだけですが、
主軸の一部は写真の通り、少し緑かかった色が残っていますので、すべてが枯れた訳でもありませんので、
出来るだけ長い主軸をキープするために、葉水ならず、茎水で乾燥を防ぐだけです。
これ以上は手が打てません!
これ以上はいじくりまわしたくありません!
日にちを追っての経過です。
5月5日植替え
↓
少し違和感を感じましたので葉水開始(直射日光と雨を避ける場所へ移動)
↓
8日葉っぱがばりばり
↓
葉水継続
(上記原因の特定と対策案)
茎水開始
↓
12日葉っぱも枝もバリバリ(簡単に折れてしまう)、菌根菌の移植
↓
茎水継続
↓
14日天辺付近に新芽らしきものを発見
これから枯れるのか?
新しく芽吹いたのか?
下の写真は枯れたもの
↓
16日主軸・側軸の一部、10倍のルーペで確認しないと分からない位の大きさですが、
みずみずしい部分を数か所発見。
根っこが蘇生したのか?
これから順次枯れていくのか?
茎水しながら様子見です。
英名:Purple-leaved mallee
気持ちが落ち着いてきましたので、記録に残します。
冬場に葉っぱを落としましたので、葉数は少なめですが、
7号ポットでユーカリを少し大きくして、
5号の浅鉢にサイズダウンして植替えを行いましたが、
枯らしかけてしまいました。
と言うか、枯れているの進行形でしょうか?
植替えして少しすると、
すべての葉っぱがばりばりになり、
枝を触ってみるとこれもバリバリで、
折れるところまで折ってみると写真の通りです。
なぜここまで枯れるのか?
他人事ではないので、必死のパッチで想像してみました。
以下の通りです。
多くのオーストラリアの植物は、頻発する火事、乾燥、風化した土壌に適応しています。
また砂漠といってもオーストラリアの場合は、不毛の荒野というわけではなく、植物は生息している様です。
ユーカリは乾燥した大地に適応すべく、細長い葉や硬い葉、また山火事にも対処できる硬い実に進化してきたはずです。
ユーカリ=砂漠ではなく、ユーカリはオーストラリアのほぼ全域に生えており、
温暖な気候の東海岸南部はもちろん、
年間降雨量50mmの赤茶けた大地が続く乾燥した砂漠地帯、
年間降雨量が5000mmを超える熱帯、
そして冬には雪が積もるほど寒い高地でもユーカリは成長しています。
ただオーストラリア大陸の大部分は乾燥した砂漠地帯であることから、砂漠地帯を前提に考えるほうが良さそうです。
例えば自身に対して事故が発生したと仮定すると、自分かわいさで自分を守ろうとする。
というより、遺伝子を守ろうとする本能が働いている。
これをベースに、
1点目、頻発する火事に対する進化はどうであったのか?
葉に油分をたっぷり含んだユーカリが、光合成によって油分が蒸発、
ユーカリの森は引火性ガスが常に充満している状態で、
地面にからからになって積もった古い葉がいぶされてブッシュファイヤーが発生すると、
ひとたまりもなくユーカリの森は火に包まれてしまう。
枝・葉は一瞬の間に燃え尽きてしまう。
自分を守るためにはどうすればよいのか?
・・・ 再生のためには根っこを守る。 地面の湿度を上げる必要があるので、早急に水分の吸い上げをやめる。
根っこと根元(幹)さえ残れば、新芽が発生する可能性が高くなります。
強剪定した場合に枯れる事があると聞きますが、
植物をシュート系と根系に分けると、シュート系を切り詰めた事によって火災発生の信号が根系に伝達されて、
根系は水分の吸収を緊急停止することによって、シュート系が枯れてしまうのではないでしょうか。
2点目として、乾燥により根っこの水分があやしくなってきたらどうするのか?
自分を守るためにはどうすればよいのか?
・・・ 水分の供給を最低限にしますよね。
1.葉への水分供給を停止、結果葉っぱが枯れる
2.側軸への水分供給を停止、結果枝が枯れる
3.主軸への水分供給を停止(頂芽から根元へ順に停止)、結果幹が上方から枯れてくる
根っこが残ったとして、最低根元が残ればブッシュファイヤの時と同じ様に根元から新芽が発生する可能性が高くなります。
植替えで根っこを切ってしまって枯れるというのを聞くのですが、
根っこを切った事によって乾燥の危険信号が根系に伝達されて、
根系は水分の吸収を緊急停止することによって、シュート系が枯れてしまうのではないでしょうか。
いずれの場合も水分供給の緊急停止により被害を最小限に食い止め、最悪でも根元の根っこは残り、根元の主軸は残る事になります。
あまりにも太くてでかいのですが、最初の一歩で発芽の状態とでも言えば良いのでしょうか。
私の場合は7号ポットから5号の浅鉢に植替えするために、用土を落とす必要があったので、根っこを少々水洗いしました。
強引に土を落として根っこを切るよりましかなと言う事で。
植替えの際に、根冠の辺りが1本折れかけたのを確認していますが、切断はされていませんので、ダメージは低いと思います。
では、なぜ根っこの損傷を少なくしたのに、枯れてきたのか?
今回の大きな要因は、多量の土を落としたことと、根っこを水洗いしたことにより、菌根菌を多量に落としてしまった事が原因ではないかと考えました。
菌根菌を多量に落としたため、根っこへの水分供給が減少して、ユーカリの根っこが異常乾燥警報を根系に発令してしまったのではということです。
菌根菌を増殖する必要がありますが、自然増殖できるのかどうか怪しい感じでしたので、
菌根菌はモリスビーの根っこの菌根菌を移植しました。
移植と言っても、手持ちで根っこを切り取れるのはモリスビーでしたので、
モリスビーの根っこを切り取り、その根っこを枯れかけた鉢の根っこのすぐそばに植えこむということです。
後は天に任せて菌根菌が増えるのを待つだけですが、
主軸の一部は写真の通り、少し緑かかった色が残っていますので、すべてが枯れた訳でもありませんので、
出来るだけ長い主軸をキープするために、葉水ならず、茎水で乾燥を防ぐだけです。
これ以上は手が打てません!
これ以上はいじくりまわしたくありません!
日にちを追っての経過です。
5月5日植替え
↓
少し違和感を感じましたので葉水開始(直射日光と雨を避ける場所へ移動)
↓
8日葉っぱがばりばり
↓
葉水継続
(上記原因の特定と対策案)
茎水開始
↓
12日葉っぱも枝もバリバリ(簡単に折れてしまう)、菌根菌の移植
↓
茎水継続
↓
14日天辺付近に新芽らしきものを発見
これから枯れるのか?
新しく芽吹いたのか?
下の写真は枯れたもの
↓
16日主軸・側軸の一部、10倍のルーペで確認しないと分からない位の大きさですが、
みずみずしい部分を数か所発見。
根っこが蘇生したのか?
これから順次枯れていくのか?
茎水しながら様子見です。
5/15/2010
ハニーレモンの新芽が動き出しました
学名:Eucalytus staigeriana (ユーカリ・シュタイゲリアナ)
英名:Lemon scented ironbark
和名:ハニーレモン
園芸店で見かけるEucalyptus citriodora(ユーカリ・シトリオドラ)(和名:レモンユーカリ)とは品種が異なります。
アロマオイルでユーカリ・シュタイゲリアナとして販売されている品種です。
冬場(戸外です)葉っぱを落とすことなく、その代わりに銅色に染めて、成長もストップしていたユーカリですが、ようよう新芽が動き出しました。
写真には写っていませんが、根元から半分以上はまだ銅葉です。
USDA Zone 9なので、関西では和歌山と言ったところでしょうか、私のところは京都に限りなく近い大阪ですので、少々心配でしたが、戸外で越冬しました。
ちなみに7号素焼のポットで樹高は根元から80センチ位です。
英名:Lemon scented ironbark
和名:ハニーレモン
園芸店で見かけるEucalyptus citriodora(ユーカリ・シトリオドラ)(和名:レモンユーカリ)とは品種が異なります。
アロマオイルでユーカリ・シュタイゲリアナとして販売されている品種です。
冬場(戸外です)葉っぱを落とすことなく、その代わりに銅色に染めて、成長もストップしていたユーカリですが、ようよう新芽が動き出しました。
写真には写っていませんが、根元から半分以上はまだ銅葉です。
USDA Zone 9なので、関西では和歌山と言ったところでしょうか、私のところは京都に限りなく近い大阪ですので、少々心配でしたが、戸外で越冬しました。
ちなみに7号素焼のポットで樹高は根元から80センチ位です。
Subscribe to:
Posts (Atom)