From 2015, 2015年より、

マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。

The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.

英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。

Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。

10/22/2009

プルリカウリス(Eucalyptus pluricaulis ssp porphyrea)

プルリカウリス(Eucalyptus pluricaulis ssp porphyrea)(紫葉ユーカリ)の画像を見つけました。

Webからの拝借ですので一部ですが。

私が思っていた紫は



この紫(クレイドカリックス)か



せめてこの紫(ウェッブステリアーナ)

だと思っていましたが



実はこの紫でした。

病気かと思ってカットした葉っぱの中には、この様になりかけている葉っぱもありました。

思い込みは危険です。

良く調べてから、カットしましょう。

自分に言い聞かせてます。

10/21/2009

モリスビー(Eucalyptus morrisbyi)

モリスビー(Eucalyptus morrisbyi)



南東部タスマニアにある地域に特有の珍しくて危険にさらされた種です。
ダーウェント川の東部岸に、2つの自然の生息地があります。
開発により野生種が減少し、現在では2024本が政府管理下に置かれています。
国際自然保護連合(IUCN)では、レッドリストでEN(絶滅危機)レベルになっています。

種そのものがであれば、その種子をまいて生育させれば絶滅の危機から救えるのでしょうが、モリスビーのように自然種が絶滅の危機にあるものは、その地域を整備するなりしてユーカリが繁殖しやすい環境を作ってあげるしかないと思います。

絶滅が危惧されているユーカリは数十種類あるのですが、園芸店でおなじみのグニーでもEucalyptus gunnii subsp. Divaricataという種もたしか絶滅危惧種です。

モリスビーには、
Eucalyptus morrisbyi
Eucalyptus morrisbyi NZ
Eucalyptus morrisbyi Brett(絶滅危惧種) があるようです。
Eucalyptus gunnii subsp. Divaricataと同じような感じなのですが、モリスビー自体が日本のブログを検索してもヒットしませんので、グニーと比べるとはるかにマイナーな品種の様です。



絶滅危惧種は生息地で絶滅危惧ということですので、入手したモリスビーは絶滅危惧種では無い様ですが、生息地が違うだけで同じモリスビーだと思いますし、種屋さんの写真の紫色のかわいい葉っぱが印象に残ってしまっています。

双葉から少し大きくなった苗ですが、葉っぱの裏は綺麗な紫です。

種屋さんの写真の様になってくれるかどうかわかりませんが楽しみです。

10/20/2009

我が家の芳香剤

スプレーにするとオイル分で跡方が残りそうで、風呂に入れるとまけないか、ということで、芳香剤としてポプリにしています。

枝が伸びたらこまめに切って、玄関でつるして乾かしていましたので、玄関はユーカリの香りが一番強く漂っていました。
乾いたものは瓶に入れて、台所・トイレに微香性の芳香剤として置いていました。



写真の赤い葉っぱは着色したものでは無く、肌寒くなった頃に赤くなったものを入れています。

真中にオレガノを乾燥させたものを入れてアクセントにしてあります。

ゴミが入らない様にガーゼでふたをして、リボンで止めて完成です。

ウェッブ・ステリアーナ(Eucalyptus websteriana)

ウェッブ・ステリアーナ(Eucalyptus websteriana 和名はハートリーフユーカリ)

葉っぱがハート形のかわいいユーカリです。

樹高 40センチ



肌寒くなってきてから、やたら葉っぱが落ちます。

紫色になってから落ちるもの、その前に落ちるもの、様々です。

病気でしょうか?

綺麗な紫色になるもの、赤銅色で止まるもの、落ちなければ見応えのあるユーカリなのですが、残念ですが落ちます。

ステイジリアナ(Eucalyptus staigeriana)

ステイジリアナ(Eucalyptus staigeriana)



アロマオイルにステイジリアナというのがありますが、そのオイルはこの木から精製されます。
私が持っているユーカリの中では、一番フルーティーな香りだと思います。
この葉を直接スパイスやハーブティーとして使用するブッシュフードでもあるらしいので、香りが良いのはうなずけます。



葉っぱはなんとも言えない綺麗な淡い緑色です。
長さ100ミリのタバコケースですが、これよりも大きい葉っぱです。

私のお気に入りの一品ですので、つるバラをアーチ仕立てにしている個所に場所をキープしましたので、アクセントとして3メートル程に育って欲しいと思っています。 現在樹高は80センチです。



朝方肌寒くなってから、下葉が赤銅色に色づき始めました。 一番下は真っ赤です。

ラディアータ(Eucalyptus radiata)

ラディアータ(Eucalyptus radiata)

アロマオイルにラディアータというのがありますが、そのオイルはこの木から精製されます。
グロブルスと比べるとフルーティーな香りだそうです。 今年はカットしていません。



樹高は40センチです。

針の先の様な新芽が出ますので、夏場の直射日光にあてると新芽が焼けてしまいました。
新芽はあまりにも細いので、日焼けには要注意です。

尺取り虫が葉っぱをかじります。
アロマオイルに使われる品種はカビ系の病気には今のところかかっていませんが、虫はかじっていきます。

枝張りも良く、ゆっくり育てるなら、お勧めの品種です。
主幹は細いのですが、硬くて、ぴんと真直ぐに立ちますので、手間がかかりません。

プルベルレンタ(Eucalyptus pulverulenta)

プルベルレンタ(Eucalyptus pulverulenta 和名は銀世界)



幹に対して枝が直角に出るのが特徴の丸葉のユーカリです。
シネレアと似ていますが、シネレア程葉っぱは大きくなく、シネレアより肉厚な葉っぱです。

私のところのプルベルレンタは、樹高が68センチで枝が2本、枝は細くて5センチ位なのですが、ツキヌキと比べると直角に近い感じで枝が出ています。

小さい苗の時から、しなーとなる幹でしたので、直線の幹にこだわるのでしたら、無理矢理でも真直ぐ伸ばしてやらないと、そのまま固まってしまいそうです。
いまだに先端は無理矢理真っすにしていますが、相変わらず最先端はしなーとなっています。

枝が十分ではありませんので、今年は何もカットしていません。香りは不明です。

プルリカウリス(Eucalyptus pluricaulis ssp porphyrea)

プルリカウリス(Eucalyptus pluricaulis ssp porphyrea)(紫葉ユーカリ)

樹高 33センチ



幹は真直ぐ伸びずに右へ左へ伸びていきます。
伸びてみないとどれを幹にして良いのかわかりませんが。
真直ぐ伸びない分、幹を真直ぐしなければという気遣いも要りません。
枝張りも良く、小さく育てるには最適の品種だと思います。

葉っぱをカットするとそれなりにミントの香りがします。

夏場は頻繁に葉水をやっていましたので、病気にはかからなかったのですが、季節の変わり目で、水やりも土が乾いてからの不定期になり、雨で少々加湿になったりで、ついに病気にかかってしまいました。



葉っぱの枯れ、茶色い斑点。
新芽付近も茶色く変色。
状態が良くありません。
植物は土からということでオルトラン顆粒をまき、葉っぱや幹にはオルトランをスプレーしました。

伝染性であったらまずいので、病気の葉っぱはカットしましたが、カットにも限界があります。
坊主にはできません!

一度でいいから紫色を見せてください。

グロブルス(Eucalyptus globules)

グロブルス(Eucalyptus globules)、ブルーガムとも言われます。



アロマオイルにグロブルスというのがありますが、そのオイルはこの木から精製されます。
精油は殺菌力が強く、防腐・防かびの効果があるそうです。
私が持っているユーカリの中で病気にかかっていないものの1つです。

樹高は85センチで入手時からあまり伸びていませんが、沢山のポプリを供給してくれました。
切らずに伸ばしていたら、2メートル近くまでは伸びていたと思います。



枝は四角で、ハーブを育てておられるなら、アメジストセージの四角い幹の様なものです。
ちなみにユーカリもハーブです。

グロブスは香りが強いせいか、切った直後はミントのいい香りがするのですが、時間が経つとミントに余計なものを混ぜたような少しどぎつい系の香りになります。 これを過ぎるとミントの香りに戻ります。
ポプリにしたものを再度切りなおすと、切った時と同じ香りが漂ってきて、新鮮な香りが再現されます。

枝が伸びたら切るで、小分けしたような状態で、玄関で乾かし、乾いたものは瓶に入れて、台所・トイレで香りを放っていました。

今年は大変お世話になりました。



枝を沢山切っていますので、試しに8本挿し芽にしたところ、1本だけ残りました。
閉じていた葉っぱも開き、根っこは付いたようなのですが、先端が微動だにしません。
種をまいて育てる方が手っ取り早い様です。

シネレア(Eucalyptus cinerea)

アップルボックス(Eucalyptus bridgesiana)を購入した時に、シネレア(Eucalyptus cinerea 和名は銀丸葉ユーカリ)も購入しました。



アップルボックスと同じようにスパイラル仕立てにしてありますので、ちなみに樹高は40センチです。
スパイラル部分の長さは80センチで、アップルボックスよりは成長が遅い様です。

スパイラルにしたため、枝と幹が入れ替わり、スパイラルさせている幹の伸び率が悪くなっています。

写真には写っていませんが、左側に伸びた幹に付いている葉っぱで大きいものは5センチ超です。

アップルボックス程ではありませんが、この夏、枝がよく茂りましたので、ポプリに使わせてもらいました。
香りはアップルボックスの方が強いです。